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森のいのちが色になる、うさと服。 展示会+トーク
March 10日, 2019 @ 11:30 am - 5:00 pm UTC+0
森のいのちが色になるんだ。
藍染めも草木染も、酸化を利用して色を出していく方法です。お天気の良い早朝に染めるのは、大気中の酸素量が一番多いのが晴天の朝だから、朝には朝しかできない大切な仕事があるんだ。草木にはどんな効果があるのか、いつ染めたらよく染まるのか、自然のパワーを村人たちは本当によく知っています。
仕事も暮らしも、何もかもが自然のリズムのまま。 時間の流れがゆっくりだと、目が細部にまで行き届きます。布も、ゆったり織られていきます。そうしてできた布は、身に着けた人をもゆったり、優しい気分にしていくのではないでしょうか。
手で育て、手で集め、手で紬ぎ、手で染め、手で織る・・・・
自然のパワーにはたくさんの手間隙がプラスされ、暮らしの中で大切に「育まれる」布を目の当たりに、ぼくはますます手の力に魅了されていました。
以上、「あいをよる おもいをつむぐ」 さとう うさぶろう著より 抜粋
染める材料は、藍をはじめ、マンゴーの葉、黒檀の実、紫檀の木、草花たち。
藍の成分には、虫よけ効果があるそうです。
マンゴーの葉にも皮膚の老化防止作用などが発見されているようです。
多くの草木染めには薬効成分があるのは素晴らしいことです。
いのちのかたまりのような服。
うさと服は、麻、綿、シルク、そして、それに染めこまれた草木の色や成分によって、服そのものが生きているといってもいいかもしれません。
私たちは、食べることで、その他の生物たちのエネルギーを頂き、共有しているそうです。
生きていると言っても過言でない服を着用すると言うことも、森のいのちを共有するということなのかなぁと思います。
そんな服、「うさと服」の展示会を行います。
今回のうさと展では、デザイナーさとううさぶろう氏も一緒に会場にてお待ちしております。うさと服が出来上がるまでの経緯、うさぶろう氏ご自身のことなどのお話会も設けていますので、お気軽にいらして下さい。
March 10 Sun
11:30 – 12:30 Mr. Usaburo’s talk 2 Floor
12:00pm – 5pm Exibition Whiteroom 3 Floor