9月11日（金）午後7時開始、二本の必見短編映画の上映会のお知らせです。

『京太のおつかい』（大川五月監督）

東日本大震災の際に起こった福島原発事故。放射能汚染という見えない恐怖に怯えながら生きる苦しみや葛藤を、大人と子供（母と息子、父と娘）ということなる視点から描いている短編映画です。

『A2-B-C』（イアントーマス・アッシュ監督）

現在福島の子供たちに起こっている身体の異変、十分で確かな情報を得るのが困難な現状を切実に物語るドキュメンタリー作品です。

来たる9月11日、同時多発テロから14年、東日本大震災から4年半になります。

上映する二作品の舞台は日本ですが、9.11.や、世界各地で起きた自然災害、環境破壊が残していった傷跡には多岐にわたる共通点があります。汚染されてはいないのか、政府から十分な情報は提供されているのか、退去させられた街に戻る事はできるのか、汚染による身体への害はないのか、子供達に正常だという認識を与えて良いものか、問題提示はつきません。

この上映会が、災害がもたらした被害の中で生きていく難しさを深く理解し、団結して復興し、再発を防ごうとしている人々への共感を新たにし、心つなげていただける場となることを願っています。

みなさまのお越しを心より、お待ちしております。

なお、上映後は、スカイプにて日本在住のアッシュ監督との質疑応答が予定されています。

日時：9月11日（金）7時スタート( 91分）
会場：CRS ( Center for Remembering & Sharing) 2階 Studio
料金：$15（お子様は床座りであれば無料）
※売上が$150 （スタジオ料金、飲食代）に達しましたら、その他の売上は全て監督に寄付いたします。

映画紹介
京太のおつかい（20分）
大川五月監督 I 2014年
日本語（英語字幕付き）
http://littlekyota.tumblr.com/

防犯ずきんがトレードマークの少年、京太が繰り広げるハートウォーミングな物語。ある日、京太は街に引っ越してきた詩織という一風変わった少女に出会い、一緒に冒険に出かけます。そこに待っっていたものとは。。。彼らの視線を通して見えてくるのは、震災後の日本に生きる人々の姿そのものなのかもしれません。

A2-B-C (71分)
イアントーマスアッシュ監督I2013年
日本語（英語字幕付き）
http://www.a2-d-c.com/

原発事故以降の福島の子供達を追ったドキュメンタリー。 テレビでは報道されない福島の厳しい現実と、福島に住む人々の切実な訴えはカメラを通して静かに映し出されますー果たして子供達の未来は安全なのか？それでも、私達はなにも起こってないと見過ごすことができるのでしょうかー。