LIFE IS ART IS MOTHERHOOD IS ART — KYOTO
April 14日 @ 12:00 pm - May 10日 @ 7:00 pm JST

Life Is Art Is Motherhood Is Art は、母である5名のアーティストによる写真作品を紹介する展覧会です。参加作家は、ダニエラ・コストヴァ(ブルガリア)、アリーヌ・ミュラー(ブラジル)、ゾーイ・マリエ・アーネス(アラスカ先住民トリンギット族/チェロキー族)、ケイティ・ヘラー・サルトゥーン(アメリカ)、白井里実(日本)です。それぞれ異なる地理的背景や人生経験をもつ彼女たちの作品は、母性を、日々の家族生活と文化、環境、記憶、さらには共同体としての責任とを結びつける、力強く創造的な原動力として描き出しています。
本展覧会は、2025年7月にニューヨークの天理文化センターで初公開された展示の一部を基にしたもので、2026年4月14日から5月10日まで、「KYOTOGRAPHIE KG+」のフィーチャー展示として京都のギャラリー・マロニエにて開催されます。その後、2026年5月18日から5月24日まで、東京のLe Décoギャラリーへ巡回予定です。
ギャラリー・マロニエの開館時間は、火曜〜土曜が12:00〜19:00、日曜が12:00〜18:00です。
会期最終日の5月10日15:00〜17:00には、参加アーティスト数名によるクロージングレセプションおよびトークイベントが、ギャラリー・マロニエ4階ギャラリーにて開催されます。
「KG+」は、新進気鋭の写真家およびキュレーターの発掘と支援を目的として、2013年に設立されたパブリックアートフェスティバルです。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」との連携のもと、KG+に参加する若手写真家やキュレーターに対し、日本および世界各地から集まる著名なキュレーターやギャラリストと対話・協働する機会を提供しています。
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Exhibition Preview
KYOTOGRAPHIE 2026 のテーマ「EDGE(エッジ)」と呼応し、本展は日々の生活のなかで経験される〈境界〉を提示します。それは、自他、私的/公的、ケア/サバイバル、継承/変化のあいだに位置する経験です。本展においてケアは、主題であると同時に方法論でもあります。記録と解釈のあいだに立つ写真表現と同様に、母であることは、注意深さ、変化への応答力、不確実性を受け入れる姿勢を必要とします。こうした姿勢が、作家たちのフレーミングや時間への向き合い方、壊れやすく、未完で、見過ごされがちなものへの眼差しを形づくっています。家庭の内部、ケアの行為、先住民コミュニティ、変容する身体、日常の儀礼は、社会構造や環境の不安定さ、文化的記憶が切実に立ち現れる「知の場」となります。
いくつかの作品は、ケアの実践を家族の外へと拡張します。ゾーイ・マリエ・アーネスは、先住民の伝統を尊重しながら、現代のネイティブ・アメリカンの生活や文化的継承、抵抗の姿を記録し、土地・共同体・歴史へのケアが正義と不可分であることを示します。ダニエラ・コストヴァは、崩壊や災害、即興性に満ちた状況のなかで家族の姿を演出し、不安定な社会・環境システムのもとで生き抜くための「予行演習」として家庭内の役割を描き出します。
また、他の作品は、アイデンティティ、〈家〉、生成の境界に向き合います。白井里実は、文化や世代を横断しながら、固定されない〈家〉という概念を探り、未完のまま揺れ動くアイデンティティを捉えます。ケイティ・ヘラー・サルトゥーンは、家庭空間を閉塞と創造が交差する場所として捉え、ケアに伴う労働、反復、感情の密度を、身体性のある重層的なプロセスによって可視化します。アリーヌ・ミュラーは、母性を身体的・精神的・祖先的な変容の状態として捉え、断片性や脆さ、解決されない「あいだ」の感覚を受け入れながら作品を構成します。
Life Is Art Is Motherhood Is Art は、母性を創造のフロンティアとして提示します。そこは、芸術、倫理、責任が交差する場所です。その〈エッジ〉において、注意深さと相互依存は創造性を妨げるものではなく、不確かな世界のなかで新しい生き方や共存のかたちを想像するための重要な手がかりとなります。
Address
Gallery Maronie
中京区河原町通四条上る塩屋町332
Kyoto City, Kyoto 604-8027
Japan + Google Map
Phone 075-221-0117
Open Hours
Monday: Closed
Tuesday – Saturday: 12 – 7 pm
Sunday: 12 – 6 pm



