1997年に渡米。マサチューセッツ州立大学ボストン校に編入後アート全般を学び始める。 2000年の卒業後、日本に帰国。浮世絵の画廊に勤めるかたわら武蔵野美術大学の通信教育課程にて抽象絵画を学ぶ。 2012年より作品を出展。(Christmas Art Gift展 ーart lab noct, 東京) 2013年、友人との二人展。( 5月の展覧会 ー千駄木空間、東京) 2011年より毎週一回、すがぽん流マイムクラス (“すがぽん”こと須賀玲奈氏 元 “水と油”メンバー) にてパントマイムを学び始める。 現在、月に一回開催されるパントマイムの発表会 (和室の会) に参加している。
私達は常に変化している自然の影響を受けて生活しています。春に芽吹く新緑に心は躍り、風に吹かれて爽快感を感じ、雷をともなう豪雨のときは、自然に脅威を感じ、自分の存在の小ささを知ります。ある自然の風景を見て、その時の自分の心が動く瞬間があります。そんな瞬間を絵にしたいと感じ自然の作品シリーズを制作し始めました。その瞬間の風景を想像して制作するため具象的というよりは抽象的なプロセスになります。そのイメージに合う紙の色を選ぶところから始まり、パステル、アクリル、セロハンや実際の枯葉など様々な描画材を用いて、表現したいと感じた風景になるまで手を動かします。表現したい風景が空や風などであれば、極力シンプルに仕上げます。同じフォーマットで制作するのは、浮世絵の2枚続や3枚続など複数枚で一つの作品になるフォーマットの影響があります。描くときは別々ですが、それらが塊となったときのインパクトがどうなるのか、予測がつかないがゆえに興味をかきたてられます。 朝が来て夜が来る、春夏秋冬の変化があり、天気の日も雨の日もある。この無限のサイクルはなんだか私たちの心、気分、人生と似ていると思うのです。ただし、自然は不平不満を言わずありのままで存在し、変化を受け入れ、様々な表情で私たちを驚かせ楽しませてくれます。その本質は暖かくて前向きなものです。そんな自然の本質を私の作品を通じて感じてもらえたら幸せです。