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Exhibition: Space Beyond — Speculative Works by Clouds AO
December 23日, 2015 - January 31日, 2016
12月23日よりCRSギャラリーでは、CLOUDS AOによる” Space Beyond: Speculative works”の展示を行っています。CLOUDS AOにはCRSの3階の設計をしていただきました。ホワイトルームは HOMESTOLOVE magazine より、”もっともニルバーナに近いデザインの、理想的なヨガスタジオ世界ベスト9”の1つに選ばれました。壁一面を覆い尽くす壮大なスケールの作品は、窓のないCRSのロビーから新たな未知の世界へと引き込んでくれます。ぜひとも足をお運びください。そしてこの壮大で自由なスケールの想像力に包まれてごらんになってください。
オープニング・レセプションは、CRSニューイヤー・パーティのなかで行います。CLOUDS AO のお二人のインタビューも含まれます。
1/23/2016 (土) 5 – 8pm
スペース・ビヨンド
クラウド・スキッパー(北側の壁)
冒険好きな開拓者たちが地面を離れ、雲の中で飛行船のような家で風に揺れながら暮らす姿を想像してみてください。こうしたクラウド・スキッパーのコミュニティは巨大な凧のような翼と長いケーブルで繋がれ、悠久のジェットストリームにより空に浮かんでいます。彼らは風力エネルギーを利用し大きな漏斗で雨水を収集しながら、地球と成層圏の間にある膨大なスペースを利用するのです。
520マイナス5(南側の壁)
シアトルのワシントン湖に掛かる『520 floating bridge』が築50年を経てその役目を終えることとなりました。我々はそれを、新しく隣に出来る車道用の浮き橋の横で水面から5センチだけ水没した歩行者用ブリッジとして再生することを提案します。訪れた人々をあたかも水上を歩いているかの様に神秘的に見せ、人と自然における創造的な関係を問うユニークな経験を生み出すことでしょう。
ステイトメント
現代における建築は物質的な形態に重きが置かれすぎているように感じます。私たちは目に見えないものの持つポテンシャルにより注目したいと思っています。それは空間の体験という形のない過程から引き出される気持ちや驚きといった中にあるとも言えます。その為には独自の要素・要求に対する細かな思考、リサーチと分析、それらを蒸留し必要なものを抽出するプロセスが重要となります。私たちが目指すのは、デザインを通した思考の化学反応により人々が共振する体験を生み出すことです。
バイオ
Clouds Architecture Officeはリサーチにより緻密に思考されたコンセプチュアルな体験を抽出する、現実と仮想の建築作品を数多く提案して来ました。出版作品には軌道エレベータの原理を応用した空中都市である”Third Sphere” (Kerb Journal, 2012)や、惑星間移動に彗星を用いる構想である “Comet Runner”(Dezeen, 2015)等の提案も含まれています。2014年Iakov Chernikhov建築賞ノミネート、2015年アメリカ建築家協会(AIA)NY支部Design Honor Award受賞、NASAによる火星有人探査基地の設計コンペで第1位受賞。